2018年9月4日 17:00
猛暑続きの日本でもサマータイム制には反対!(辻仁成「ムスコ飯」エッセイ)
もう少し議論をした方がよさそうです。それにしても東京オリンピック・パラリンピックが心配です。世界中から観光客が集まってきます。交通機関の麻痺も予想されていますが、そこに加えてこの暑さ、“ネッチュ〜ショ〜”なんて言葉が世界的になるかもしれません。暑さに弱い国から来た人たち、耐えられるでしょうか?
先日、ジャカルタに行ったのですが、東京の方が圧倒的に暑かったのです。日本の夏は異常です。この夏、世界各地で40度超えが相次ぎました。50度近い気温を記録した都市もありました。
なのに、この問題はないがしろにされております。今度のオリンピックを真夏に開催する日本に出来ることはなんでしょうか?もしかすると、皮肉な話ですが、猛暑の中でオリンピックを開催することで、地球の温暖化への警鐘を鳴らせるかもしれませんね。東京五輪まであと2年、我々はさらに議論を重ねる必要があるでしょう。
さて、パリの市場で日本のゴーヤが売っておりました。驚くべきことにこちらでもゴーヤを栽培している農家があるんですよ。それで何か作れないかと試行錯誤して出来た一品がこちら。「ゴーヤとモズクの沖縄風天ぷら」です。ゴーヤの苦味もほどよくなり、最高に美味しい一品なのです。