旦那の「ぬれ落ち葉」化を阻止せよ!2030年代を生き抜く術
(小島さん)
■老後の資金繰りは、リバースモーゲージの活用も視野に入れて
「老後の生活資金として近年注目を集めているのがリバースモーゲージ。現在、住んでいる住宅を担保に融資を受け、借入者の死亡時に住宅を処分することで返済に充てるという仕組みで、空き家対策にもなります。また、年金の受け取りを始める時期ですが、82歳以上生きられるなら支給開始年齢を遅らせたほうが受け取れる総額が多くなることも知っておくといいですね」(大野さん)
■新しい「暮らし」の形も選択肢に取り入れて
「子どもの独立後は住み替えも1つの手段ですが、立地によっては、空いた部屋を誰かに間貸しするのもあり。家賃収入が生じるのはもちろん、生活が『人』に近くなり、いざというときの危機管理にも。自分がシェアハウスやグループホームに入るという選択肢も。老人ホームに入るよりも、新しい暮らしへの『生き替え』ですので、元気なうちに」(小島さん)
■バブル時代の記憶は、頭の中から徹底的に排除すべし
「人の支出行動は自身の最大収入に引っ張られてしまう傾向があります。その点、華やかな時代を知っているバブル世代は、定年後に収入が減っても高支出を続けてしまう危険性が大!現時点でもこの世代には年収1,000万円以上あるのに貯金がない、という方も少なくありませんので、金銭感覚の改革は非常に大切です」(大野さん)