2018年9月21日 16:00
皇太子さま 感動の仏語スピーチ生んだ雅子さまとの“猛特訓”
「日本とフランス、両国の建設的な未来を願われた、素晴らしいスピーチでした」
作家の辻仁成さんが感嘆したと話すのは、目の前で聞いた皇太子さまのスピーチのことだ。
皇太子さまは日仏友好160年を記念するイベント「ジャポニズム2018」にご出席のため、9月7日から15日までフランスを公式訪問された。12日夜にはパリ近郊のベルサイユ宮殿でマクロン大統領夫妻主催の晩餐会に出席されている。パリ在住でフランスの文学賞「フェミナ賞」を受賞している辻さんもこの晩餐会の招待状を受け取っていた。
「皇太子さまはまず日本語で、イギリス留学中にフランスを旅行されたことなど、ご自身のフランスの思い出を話されました。僕の隣にいた世界的パティシエのピエール・エルメも皇太子さまの言葉に感銘を受けた様子で、席に配られていたスピーチ原稿をじっと読んでいました」
皇太子さまにとって初となったフランスへの公式訪問。スピーチでは、そのご感想を次のように述べられた。
「長い歴史の中で両国民が、まさに絹を紡ぐようにして織りなしてきた強固な友好関係を実感しています」
「両国民の絆がますます深まることを期待しております」
皇太子さまは約10分間のスピーチの後半3分ほど、マクロン大統領へのメッセージをフランス語で話されたという。