2018年11月26日 06:00
村上虹郎 父の共演の撮影現場で“背中を見て”学んだこと
「ふだんから役を(家に)持ち帰ることはあまりないですが、この作品は特に持ち帰りたくなくて……。撮影で使ったトオルの家にクランクインの数日前から住んでました」
そう驚きの役作りを語ってくれたのは、現在公開中の映画『銃』で主演を務めている村上虹郎(21)。西川トオル(村上)は雨の夜、銃を拾い自宅に持ち帰る。次第に銃は彼にとってかけがえのない存在になっていき、彼の日常を狂わせていく――。
「自分の空間じゃない場所でリセットする必要があって。お風呂もないから電車に乗って、3駅隣の銭湯に通ってました。状態をよくするためにサウナに入ったり(笑)」(村上・以下同)
とはいえ、ずっと役のままでいるわけではないんだとか。
「虹郎に戻ったり、トオルになったりの繰り返しでした。
物理的にはトオルの家に住んでるから、お邪魔してる感覚はなかったです。虹郎としてのメールとかもしていましたけどね(笑)」
本作では父・村上淳(45)との共演も話題になっているが、芝居のアドバイスなどはあったのだろうか。
「あったかもしれないです。でも、どっちかっていうと親父が現場での過ごし方をいつもよりもわかりやすく示してくれました。