2019年1月31日 06:00
森永卓郎が警鐘「年金4割カット、月13万円生活に備えよ!」
「しかし、少子高齢化によって年金財政は厳しい状態です。制度を維持するために、いずれ年金額が現在の6割ほどまでにカットされると、私は予想しています。つまり、ひと月の年金が平均で13万円ほどになるのです」
仮に、月の生活費が33万円で生活している夫婦なら、20万円もオーバーしてしまうことに。
「当然、足りない分は貯蓄でまかなうことになります。しかし、20万円となると、65歳から95歳までの30年間の老後生活のために、7,200万円も準備しなくてはならない計算になる」
’18年の金融広報中央委員会の世論調査では、2人以上世帯の金融資産保有額の平均は1,151万円。だが、一部の富裕層によって平均値が上がっているため、ボリュームゾーンとなる中央値は450万円程度にとどまる。
「しかも、女性の5人に1人は100歳まで生きる時代になるので、これでは足りないかもしれません。現実的には、無理な貯蓄額です」
だから、支出のダウンサイジングが大切だと森永さんは説く。
「まずはメタボ体質の家計をスリムにすることが重要。1カ月13万円で生活できれば、将来年金が減らされても、貯蓄ゼロで暮らしていけるわけですから」
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