くらし情報『「夫の死」で残る財産に盲点…気をつけたい「借金相続」問題』

2019年2月17日 11:00

「夫の死」で残る財産に盲点…気をつけたい「借金相続」問題

手続きには相続人の署名と実印が押された遺産分割協議書や戸籍謄本などが必要になるので、こちらの準備も早いほうがいいでしょう」

「ならば、夫が亡くなったことを銀行に知らせる前に預金を下ろせばいいのでは?」と思うかもしれないが、そうすると、その後、万が一、夫の借金が発覚しても相続放棄ができなくなる。不用意に手を付けないほうが得策だ。

また、夫の愛車も相続財産の一つ。放置すれば自動車税などがかかるので、早めに対処しておこう。

「クルマの場合は売却するにしろ廃車にするにしろ、名義変更が必要になります。その際、やはり遺産分割協議書が必要になります」

遺産分割協議書に所定の様式はないが、誰の遺産なのか、相続人は誰なのかといった明記すべき事項がある。

相続税の申告も死後10カ月以内と定められているため、手続きが難しいという場合は、税理士に相談してみるのもいいだろう。

「いずれにしても、夫が元気なうちに準備、整理しておけることがほとんどです。
特に、公正証書遺言書を作成しておけば、相続の問題は激減するはず」

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