2019年5月7日 11:00
内海桂子師匠語る令和への心構え「時代は自分で変えていくもの」
いまでも大正生まれの女性たちが現役として活躍しているように、桂子師匠が若かりしころの昭和にも、明治生まれの人たちが、活躍を見せていた。
「あの時代は厳しかったけれど、そんな世の中を変えようと、個性豊かな大人たちがいたものですよ」
小学3年生のときから、子守奉公として働いてきた彼女は、そんな大人たちを目の当たりにし、気づいたことがあるという。
「“時代は自分で作るもの”なんです。ずっと働きっぱなしで世の中を見ているから、その移り変わりを見ていくうちに、“どうせ変わるなら、世の中は自分で変えていけばいいじゃないか”と思ってね。生き方ひとつで、世の中は楽しくもつまらなくもなる。自分に合った生き方は何なのか、それがわからないようでは、世間に踊らされるままに生きてしまう。そんな人間が、他人の世話なんて焼けないですよ。自分の時代は、自分の手でつかまないと」
桂子師匠は、’10年からツイッターを始めており、そのフォロワー数はなんと現在約48万人。
毎日、身近で起きた出来事や社会ニュースなどをチョイスし、師匠ならではの目線で、時代を切り取り続けている。
取材中は、いまの世相について厳しく語ってきた彼女だが、ツイッターでは《新元号のもとどんな日本が築かれていくのかとても心がわくわくする。