東大祝辞反響の上野千鶴子 女性学認められず悔し涙流した事も
で話題となっている石川優実さんも《情熱大陸見たぞ!面倒臭い女で居続けるよいちいち恐るよ!上野千鶴子さん最高》とツイート。さらに賛同する声も上がっている。
《黙らないってほんと大切。これは女性に限らず言えること。世の中の理不尽なこと、権力者に対し、この姿勢でいることはほんと重要。面倒くさい何かでいることで社会は前進する》
《怒ることが出来ないのが今の女性。私はとことんこの現状と戦い続ける》
今年6月、上野氏は本誌に登場し半生を振り返っている。48年7月に生まれた上野氏は京都大学文学部に入学。
その後「モラトリアム」で大学院へと進んだが、そこで転機が起こる。日本女性学研究会で“女性学”と出会ったのだ。
「それまで女性学って、日本では影も形もありませんでした。77年から78年にかけて、そうした民間の団体が出てきたんです。ただの仲よしクラブじゃないですから、研究プロジェクトを組んで勉強会をやる。調べると、次々と疑問や怒りが湧いてくる。月経用品や出産の歴史など、毎日が発見の連続、誰もがパイオニアでしたから、こんなにおもしろいことはなかった。なにより集まった女性たちが自立していて、大学以上に刺激的でした」