優待株で損しないための心得、長期保有と権利確定日がカギ!
(夕刊マダムさん)
実際にユニゾホールディングスの株主優待では年に総額3万1,000円の宿泊割引券が届く。現在の最低投資金額から計算すると、実質の利回りは約16%。7年で投資金額以上の優待を受けられる計算だ。
かすみちゃんさんは、別視点から株主優待のメリットを説明する。
「最近はコンビニや書店で使えるクオカードの優待が増えています。これはじつはお得で、配当金は1,000円だとしたら税金で200円ほど引かれますが、クオカードであれば1,000円満額で使えます」
昨年10月1日から、単元株式数(株取引で買わなければならない最低の株数)が1,000株から100株に統一されて、ますます株式投資は手を出しやすくなった。ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんも、いまがチャンスと語る。
「最低投資金額がこれまでの10分の1になったので、今年は『ファンケル』や『ポーラ』、野菜ジュースをよく飲むので『カゴメ』、家族のレジャーによく使う『ラウンドワン』などを買いました」
一方で、高山さんは優待を受けるときの注意点も教えてくれた。
「生活費を投資に回すのは絶対にNG。余裕資金で少額から始めましょう。