解約応じず、電話もつながらず…「葬儀の互助会」続出トラブル
そこで、会費以外の収入を稼ごうと、葬儀費用を高くつけたり、高額な解約手数料を請求したりと、横暴な営業が行われることもあるんです」
そこで、「考える会」に届くよくあるトラブルと、その解決法を永島さんに教えてもらった。
【ケース1】親が入会していた互助会に電話してもつながらない
互助会に毎月3,000円を満期まで積み立てていた70代の親を持つAさん。親の葬儀を執り行うため互助会に電話してみたがつながらない。もしや倒産し、積み立てたお金がパーになったのでは……?
「じつは、互助会が倒産した、というケースはほとんどありません。ただ、葬儀社は吸収合併を繰り返しているため、会社名や電話番号が変わることもありえます。互助会に入会していることが確実であれば、『全国冠婚葬祭互助会連盟』(全互連)か『全日本冠婚葬祭互助協会』(全互協)がデータを持っているはずですから、頼ってみましょう」
【ケース2】途中解約をしたいと伝えたが、とりあってくれない
8年前に互助会の契約を結んだ70代のBさん。近所の葬儀場を使いたいと気が変わり、解約することに。手続きの書類郵送をお願いしたが届かず、半年が経過して困っている。