資本1000万&経営年数5年以上 潰れない介護施設を選ぶコツ
たとえば、老人ホームを運営する会社が倒産してしまった場合、入居の際に払った一時金を失ってしまうリスクがある。利用者はそうなることを防ぐために、信用力のある大手の施設を選ぶという流れになっていくと思います」
利用者がいちばん困るのは、自分や親が慣れ親しんだ施設が突然倒産してしまうことだ。次の施設がすぐに見つかるかどうかもわからない。見つかるまでの生活をどうするか。新たな介護費用についても考えなくてはならない……。
倒産しそうな介護施設かどうかを判断するためにはどうすればいいか。東京商工リサーチ情報本部情報部の後藤賢治さんに、チェックすべきポイントを教えてもらった。
■まずはホームページで資本金額と設立年月日を確認しよう!
「’19年度上半期に倒産した55の事業者のうち、48の事業者は資本金1,000万円未満でした。
資本金の目安として1,000万円以上あるかどうかをチェックしてください。さらに設立5年未満で倒産した事業者は55件中17件。経営年数が5年以上かどうかも、倒産しそうかを判断する基準になります」
■より正確な情報を得るためには、商業登記簿で確認を!
「ホームページには必ずしも資本金や設立年月日が掲載されているわけではありません。