【秘蔵写真公開】故・市原悦子さん 佐藤B作語る思い出「殺しの場面で本気に…」
しかも、二人芝居で、演出は市原さんのご主人(演出家の故・塩見哲さん)。
地方公演があったり再演もあったりで、そこで僕は市原悦子という女優のエネルギ―を思い知りました。
稽古は初日から本番のようなテンション。ベテランがこれほど全力で稽古をやるのかと感激しました。つねに本気以上、120%の女優。一緒に芝居して楽しいけれど、正直、すごく疲れる(笑)。そのうえ、本番よりも稽古が大好きでしたね。
「ずっと稽古をしていたい。
初日なんてこなくていいわ」とよくおっしゃった。作り上げる作業が楽しくて仕方がない。まさに芸術家です。
ご主人のダメ出しには、素直に「ハイ!ハイ!」とまるで駆け出し女優のような受け答え。心底ほれているんだなあって思って見ていました。
残念ながら、2年前のドラマが最後の共演となってしまいました。撮影が終わった後に一緒にお食事したのがつい昨日のことのように思い出されます。また一緒にお芝居したかったですよ、もっとぶってほしかった(笑)。
「女性自身」2019年12月24日号 掲載
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