くらし情報『シングルファザーでも芽生えた息子への母性(JINSEIのスパイス!第61回)』

2020年1月28日 17:00

シングルファザーでも芽生えた息子への母性(JINSEIのスパイス!第61回)

その前に、まずは娘さんが子育てのどこに疲れてしまったのか、人生の何に絶望しているのかを奥様が知っておく必要があります。

僕はシングルファザーです。育児がどんなに大変か、多分、誰よりも知っているつもりです。離婚した時、息子は小学5年生でした。高校生になる現在まで、言葉では言い表せない大変の連続。僕自身、胃潰瘍になったり、鬱(うつ)になったりもしました。でも、子育てを放棄すれば子どもは死んでしまいます。自分の趣味や仕事の時間を減らしてでも、子育てに向き合わないとならない、と悟ったのです。
僕は男ですから母性というのは違うかもしれませんが、それでも、子どもと向きあうときに母性は必要です。子どもは母親を求めるので、友だちのお母さんたちが母親代わりになって息子に寄り添ってくれたこともありました。

ひとつ言えることとしては、3歳のお子さんのそばにはお母さんがいるべきですし、その子のことを考えると娘さんには母性を取り戻してもらうしかありません。奥様が娘さんをどうやって育てたのかを語って聞かせることが大事な第一歩になるのかな、と思います。奥様がお腹(なか)を痛めて産んだお子さんですから、娘さんに情がないとは思えません。

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