くらし情報『麻丘めぐみ「左きき」人気も引退した真相「骨折でも歌えと」』

麻丘めぐみ「左きき」人気も引退した真相「骨折でも歌えと」

追い討ちをかけるように、3メートルの高さの舞台セットから転落し、半年間の休業を余儀なくされる事故も起きてしまう。

「まず舞台監督がダーッと駆け寄ってきて、倒れている私に『歌えー、出ろー』と。腕などの骨折がわかって救急病院に運ばれたあとも、3回目の公演には『車いすで出ろ』と言われて、痛み止めを打って車いすで歌いました」

どうやったら、このアイドル生活から抜け出せるか。気づけばそんなことばかり考えるようになっていた麻丘さんは、22歳でテレビ局ディレクターと結婚して引退した。

『アイドルである前に、人として、女性としての生活をしたいよね』と、よく南沙織(65)や浅田美代子(63)ら“スカウト組”と話していたという、麻丘さん。引退後、出産と離婚を経て、そして娘の養育のためにも芸能界復帰を果たした彼女だが、人生を振り返ってこう語った。

「私たちの年齢になると、死と隣り合わせで生きているわけです。ようやく、これからの生き方が見えてきました」

もう十分に頑張ったんだから、あとは無理せず、自分らしく楽しめばいいと気づいたと言う、現在の麻丘さん。
29年ぶりの新曲には、語りきれないほどの思いが詰まっている。

「女性自身」2020年2月4日号 掲載

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