チケットは?大会会場、聖火は?「五輪1年延期」への疑問
(春日さん・以下同)
しかし、男女計14階級のうち13階級の出場選手が内定している柔道は、再選考する可能性を全日本柔道連盟が示唆している。
「金メダル獲得だけを追求し、すでに内定している選手の権利をはく奪してしまうことになれば、オリンピックの精神に“反している”ともいえますが……」
【2】チケットはそのまま使えるの?
「苦労して抽選に申し込んだのに、もうこれは紙くずになるのかしら?」と、チケットに当選した50代主婦は不安をもらす。
この問題について、組織委員会に本誌が問い合わせたところ、「チケットの取り扱いに関しては今後検討させていただいたうえで、決まり次第ご案内します」(3月26日時点)と回答。春日さんは次のように見立てる。
「チケットは原則、購入したものをそのまま使えるように組織委員会が調整すべきです。ただし、きっかり1年後、’21年7月24日から開催されると仮定すると、曜日は1つ後ろ倒しになりますが……」
たとえば、’20年8月2日(日曜日)に行われる予定だった競技は、月曜日に開催される。“平日に見られないから休日のチケットを買ったのに”という人も現れるはず。
「新日程で都合がつかなくなってしまう人のため、組織委員会が措置を取るでしょう。