2020年4月8日 22:00
新型コロナ対策は“韓国式”へ 安倍首相「ドライブスルーも検討」
PCR検査を増やせば、症状の軽い軽症患者まで発見してしまう。新型コロナウイルスの感染者は入院が原則だったので、軽症患者が病床を埋めると、命の危険がある重篤患者が適切な治療を受けられなくなるという理屈だった。
3月11日にはソフトバンクグループの孫正義会長(62)がツイッターで、《簡易PCR検査の機会を無償で提供したい。まずは100万人分》と提案したところ、批判が殺到し、わずか数時間で撤回に追い込まれたことは記憶に新しい。
だが、軽症患者が普通の生活を送ることで、感染が拡大していることが明らかになると、日本政府は方針の転換を余儀なくされた。
日本のPCR検査実施人数は4月7日が7,876人、4月8日が4,544人。3月末で累計3万人ほどだった検査人数は、4月8日時点で約5万3千件と、ここにきて急増された。安倍首相の言葉通り、今後も増やしていく見込みだ。
同時に、感染者は原則入院という方針から、軽症患者はオリンピック関連施設や民間ホテルなどに隔離可能という方針に転換した。
じつは、これもすでに韓国などですでに行われていたこと。韓国ではスポーツ関連施設や民間ホテルなどに「生活治療センター」