「マスクを頼んだのにタオルが…」コロナ危機で急増する悪質業者
【ケース1】ネットでマスクを購入したのに届かない
国民生活センターには《不審なマスク販売広告メールがスマートフォンに届いた》との事案が報告されている。
「在庫不足で入手困難なマスクやアルコール消毒液を注文したけど、けっきょくカード払いだけして商品が届かないという被害が起きています。なかにはマスクを注文したはずなのに、タオルが届くといった被害も。おかしいと思って通販サイトの注文画面を確認すると、注文品がいつの間にか“マスク”から“タオル”に変えられている例も聞きました」(京師さん・以下同)
〈対策〉ネット通販は、信頼できる業者以外は利用しない。
【ケース2】コロナ関連商品を一方的に送り付ける
「根拠のない“コロナに効くサプリ”を販売した事業者が逮捕されました。一方的に商品を送り付けて代金請求する詐欺は昔からありますが、今後はコロナに関する商品が詐欺の手段に使われそうです」
心当たりのない配送物であれば受取り拒否できるが、家族がいれば“娘が注文したのかも”などと思ってしまうもの。「仮に開封してしまっても、再度、封をして返送すれば問題ありません。直接、電話連絡を入れるのは、巧妙な話術で騙される可能性があるので、やめましょう」