300万円被害も…コロナ版“オレオレ詐欺”“点検詐欺”の見破り方
「国民1人当たり10万円の給付金が支給される見込みです。詐欺グループは今後、こうした給付金をエサにして、あなたの財産を狙ってくるでしょう」(京師さん)
詐欺師たちは巧みな言葉で、不安につけ込もうとしてくる。
「しかし、どんな詐欺の手口があるのか、対処法は何なのか、あらかじめ知っておけば、いざというときも、冷静に対処できます」
そこで実際にあった手口を例に、その対策を解説。
【ケース1】コロナで個人情報を……「アポ電強盗」
近年、ニュースなどでも話題となっているアポ電強盗。事前に身内や警察官を装った電話で個人情報を聞き出したうえで、強盗に入るという荒っぽい手口だ。
「家族のふりをして『コロナが流行しているけど大丈夫?』と連絡を入れます。たくみな会話をしていくうちに『外出自粛だから、お金を持っておいたほうがいい』『いくらある?』『どこにしまっている?』『出かける時間は?』などと、情報を聞き出すというもの。こうした犯罪予兆電話は多数あるので、今後、強盗に発展しないよう、一層の注意が必要です」(京師さん・以下同)
〈対策〉不審な電話は切り、家族に確認。
お金の置き場所、金額、外出時間などは教えない。