コロナ禍の不安に…江國香織、湊かなえら女性作家からの1冊
/新潮文庫『塩狩峠』三浦綾子(新潮社)825円
「世界中を襲う災難のなか、自分のことばかりを心配していませんか?」(湊さん)
明治42年、北海道旭川にある険しい塩狩峠で、連結が外れて暴走する最後尾客車。偶然乗り合わせていた鉄道職員の永野信夫が身を投げ出して、大勢の乗客を救うーー。キリスト教徒だった青年の愛と信仰に生きた人生を描き、生きることの意味、職業に責任をもつ意義を問う、三浦綾子の代表長編小説。
※価格はすべて税込みです。
「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載
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