くらし情報『10万円給付金「7月給付の覚悟を!」荻原博子が問題点を指摘』

2020年5月15日 15:50

10万円給付金「7月給付の覚悟を!」荻原博子が問題点を指摘

所得が激減した世帯などに30万円の給付を決めますが、不公平感などに世論が大バッシング。4月16日、緊急事態宣言を全国に広げたときに、30万円の限定給付をやめ、1人10万円の一律給付になんとか落ち着いたのです。

新型コロナウイルスにおびえる生活が始まってもうすぐ3カ月。生活苦に陥る人も増え、3月の生活保護の申請数は東京都足立区や北海道札幌市で前月より3割以上増えています。生活の底支えとしては、今すぐでも早くはありません。

ですが実際、一律10万円を手にするのは、残念ながら、人口規模の小さな自治体に住む方か、マイナンバーカードを持つ方以外は、5月中などありえないと思います。

マイナンバーカードがない方は、自治体から申請書が郵送されます。それまでに1カ月。
振込み先などを記入し返送した申請書が受理され、振り込みまでにもう1カ月。振り込みは早くて6月下旬、多くの場合7月だと覚悟しておきましょう。

今回、マイナンバーカードを持つ方はオンラインで申請でき、受給も早いといいます。ただ、マイナンバーカードの普及率は約16%(’20年3月・総務省)。カードを持たない方が今、取得申請で役所に殺到していますが、カードの作成は通常1カ月、今は2カ月かかることも。

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