「10万円一律給付」後悔する、やってはいけない使い方7
に勝つべし!
【7】ギャンブル「あぶく銭」と考えるべからず!
意外に思うかもしれないが、長尾さんは、第一に給付金を「貯金」に回してはいけないという。
「万一に備えて、ためておこうと考える人がいちばん多いと思うのですが、貯蓄に回すだけでは、経済はよくなりません。消費することで経済はよくなる。貯蓄も大事ではありますが、大事なのは、お金の生きた使い方です。使い方によっては“生き金”になるし、“死に金”にもなります。給付金はきっちり生活のために使いきってこそ“生き金”になるんです」
国民一律、給付総額14兆円の巨額な給付金は使ってこそ意味があるというのが、長尾さんの考え。
「いまいちばん苦しいのは地元の商店です。商店が立ち行かなくなれば、町全体が地盤沈下します。
現金10万円は、とにかく地元の商店で生活必需品を買うことがマストなのではないでしょうか」
せっかく給付された10万円を元手に、投資で増やそうという人もいるだろう。これも危険だ。
「私は持っていた株式を先月の時点でかなり売り払いました。これだけ企業の決算報告が悪く、倒産が相次ぎそうな経済状態では、素人にはまったく先が見通せない。