くらし情報『更衣室での感染疑惑が続出!報じられない身近な危険エリア』

2020年6月4日 11:00

更衣室での感染疑惑が続出!報じられない身近な危険エリア

窓がない部屋も多く、空気がこもりやすいのも懸念点です。始業前や終業後などの同じ時間帯に利用することも、リスクが高まる要因です」

更衣室に付きもののロッカーも、注意が必要だと指摘するのは、帝京大学大学院公衆衛生学研究科の高橋謙造教授だ。

「スチール製のロッカーや鍵の部分は、ウイルスが付着した場合、24時間以上は死滅しません。ですから、そこに触れると汚染リスクがあるんです。また、更衣室で私も遭遇したこととしては、着替えているときに急にくしゃみをされたことがあります。くしゃみは飛沫が遠くまで飛び、換気されなければ同じ空間に滞留します。そこに気がつかずに次の人が入室すれば、感染してしまう危険性があるんです」

前出の筋野院長も言う。

「ロッカーは細長いので、隣のロッカーの扉などに触れやすいです。
オフィスのデスクであれば、自分のスペースで完結していますが、更衣室では隣のロッカーに触れたり、共用のベンチなどに座ることもあるので注意が必要です」
とはいえ、今後の生活で更衣室を使わないという選択は非常に難しい。私たちはどんな感染防止対策をとるべきなのだろう。

「まず、利用する時間をずらすこと。皆で野球やサッカーをする際なども、屋外のグラウンドで練習する分には感染リスクは高くないですが、終わって一斉に更衣室に入ることは避けるべきです。

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