2020年8月29日 06:00
9月9日で病床数が上限に…大阪専門会議で出た驚きのデータ
しかし新規陽性者数が毎日200人前後で続いた場合、9月9日にはこの上限を上回ってしまうのです。以降は重症患者が出ても受け入れられないという、医療崩壊につながる事態が待っています。これは、ゆゆしき事態です。
さらに専門家からは『これから数週間のうちに重症者が週100人以上、死者が60人程度出る』といった予測も出ているそうです。8月21日発表の重症患者数が63人で、総死者数が123人ですからね。そこから一気に感染爆発していく可能性があるということです」(前出・全国紙記者)
20日いっぱいで大阪ミナミへの休業要請が解除。事態はさらに緩和方向へと進んでおり、府外への感染拡大も懸念されている。大阪市住吉区で開業している「いわがき内科クリニック」の岩垣明隆院長はこう語る。
「大阪は地域ごとに文化の特色があって、密集しているエリアも少なくありません。人の交流も盛んで、京都府や兵庫県、奈良県との行き来も多いですからね。そうなるとエピセンター化(震源地化)が起きやすく、大阪から近隣地域へと感染が広がる可能性も十分に考えられると思います」
感染症に詳しい「のぞみクリニック」の筋野恵介院長もこう警鐘を鳴らす。