内海桂子さん「強さは貧しさから」本誌で語っていたお笑い人生
舞台に上がるたびにネタもどんどん増えてきて、いつの間にかそれが本職になっちゃった(笑)」
そんな内海さんの、お笑い人生の土台は昭和初期の経験だという。相方・内海好江さん(享年61)や長男の死、さらに乳がん発病。あらゆる困難に見舞われながらも芸を磨き続けた内海さんは、こう語っている。
「小学校3年生から、神田の更科(そば店)で子守奉公を始めたり、私はいろんなことをやってきたの。働きっぱなし、遊んだことないからね。私の強さは、当時の、貧しさからきているのかも」
そんな内海さんは昨今のお笑いに思うことがあり、取材中にこう苦言を呈すこともあった。
「今のお笑いはお笑いじゃないね。昔はね、何をするにしても、“年季”というものが感じられたんですよ」
「ただ笑わせようとするのは笑いじゃない。
無理やり笑わせようとすると、結局えげつないことを言ったり、やったりするしかなくなるんですよ」
(それぞれ本誌17年1月17号)
そのいっぽうで19年9月、本誌を通して後輩芸人たちにこんなメッセージも発信している。「ネタがちゃんと完成したものじゃなきゃ漫才に説得力がない。ナイツだってまだまだですよ。私たちがやってきた江戸漫才というものをしっかり受け継いでほしいですね」
最期まで芸人であり続けた内海さん。これからはお笑いを天国で見守ってくれるだろうーー。
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