樹木希林さん三回忌しない訳…モデル孫語った“祖母の遺言”
いつごろ決めたのでしょう」と、けむに巻いていた希林さん。
しかし、実際には希林さんの言葉がモデルを目指す後押しになったと雅樂は明かしてくれた。
「亡くなる1年前くらいですね。自分がモデルを始めようか迷ってるとき、おばあちゃんが声をかけてくれたんです。『いいかい、モデルってのは自分を客観的に見る仕事でもあるからね。新しい視点で勉強にもなるし、面白いんじゃないかい?』って。また『人の作った洋服やモノを身につけ、それも輝かせなければならない。それを活かすも殺すもあなた次第』とも言ってくれました。
そのおばあちゃんの一言が、心を決めた大きなアドバイスになりました」
──素敵なおばあちゃんですね、本当に。
「はい、大好きなおばあちゃんでした。晩年までいろんなことに興味を持っていて。よく言っていた『なんでも面白がりな』という言葉は今でも強く、僕の胸に残っています」
雅樂の胸に刻まれた希林さんの“3年目の遺言”。最後に天国の希林さんへのメッセージを尋ねると、少しのを経て、雅樂はこう語った。
「うーん、それは難しいなあ。もちろん感謝はあります。妹や弟、それに僕にとっては本当に普通の優しいおばあちゃんでしたから。