2020年9月22日 17:00
コロナ失業で荒れる夫 愛と絆で乗り越えて!(JINSEIのスパイス!第89回)
ご主人は癒されないところに追い込まれているのですから、しばらくそっとしておくのがいいでしょう。
いつか、この理不尽な現実を受け入れられる日がきます。今はまだ、コロナごときで俺の人生を潰されてたまるか、という気持ちが前に出ているのです。しかし、コロナ禍はまだ始まったばかり。そのなかで現実を受け入れ、再び立ち上がろうとするタイミングが必ず出てきますから、ここで奥様の優しい言葉や思いやりが必要になるのです。こういうときこそ大事なのは、力を合わせて乗り越えていく夫婦の絆。僕が偉そうなことは言えませんけど、夫婦ってこういう苦しいときに力を合わせる運命共同体なのだと思うのです。励まし合い、支え合うもの。
僕は、想像したこともなかったシングルファザーになったとき、一人で生きる過酷さを思い知らされました。正直もう慣れましたが、最初は子どもを抱えて、右往左往したものです。「苦しいときに支えてくれるパートナーがほしい」と何度も思いましたよ。今だって思いますけど(笑)、もう息子も再来年大学生で、フランスでは成人になります。「あと一息だ、もうちょっと頑張ればいいんだ」と自分に言い聞かせて、奮闘している次第です。