“森友自殺”遺族妻の独占告白「私はただ真実が知りたい」
まさか女性一人で国に闘いを挑んでくるとは思ってもいなかったはずです。
7月に始まった裁判で、私は法廷で意見を述べました。
「私は真実が知りたいです。最期の夫の顔は絶望に満ちあふれ、泣いているように見えました」
思わず涙で声が詰まりましたが、最後に裁判官の方々に訴えました。
「ぜひとも夫が自ら命を絶った原因と経緯が明らかになるように訴訟を進めてください」
改ざんで苦しんでいた夫を、あのとき、助けられなかったことを、私は今も悔やんでいます。せめて、できることがあるなら、どんなことでもしてあげたい。
安倍さんを倒したいとか、そんな気持ちはまったくないんです。夫が亡くなった真実を知りたい、それだけなんです。
「女性自身」2020年9月29日・10月6日合併号 掲載