フラリーマン夫救出法は日常生活を取り戻すこと(JINSEIのスパイス!第91回)
ご主人は奥様に頭が上がらない。勝ち負けではなく、揉めたくないのでしょう。奥樣がイライラしてるのが分かるからこそ、距離をとってしまう。きっと仕事にも疲れていて、これ以上問題を抱えたくない、家庭を壊したくもない。フラリーマンにはフラリーマンなりの孤独や寂しさがあるんですよ。そこをまず、理解してあげてはいかがでしょう?うっとうしいと思っていても、奥様を愛しているのも事実。そういう感じを受けます。家に帰っても、居場所がなく、落ち着けるもの、寄り添うものがないので、奥樣に迷惑をかけたくないことから、つい、ふらふら寄り道してしまう。
もしそうだとしたら、悲しくないですか?
僕は過酷なロックダウン生活をパリで2カ月も経験したわけですが、そのとき、コロナに打ち勝つ唯一の方法は「日常を失わないこと」だと気づきました。コロナなんかに生活を破壊されてたまるか、と思って日々を生きたのです。ストレスを抱えた息子を励まし、自分を鼓舞し、普段よりもうんと日常を意識して頑張りました。日常生活が以前より堅固になったことで、ある意味、コロナに勝てた気がします。今の奥様はもしかすると、コロナに負けているのかもしれませんね。コロナなんかのせいで、自分たちの愛が破壊されているのだとしたら、悔しくないですか?ご主人との関係を回復させ、愛を取り戻すことが、コロナに勝つことではないでしょうか。