くらし情報『コロナ不況下での「パート解雇」は10月から本格的に急増する』

コロナ不況下での「パート解雇」は10月から本格的に急増する

短縮営業だったので勤務時間も減らされ、収入は6万円ほどに。そのうえ6月いっぱいでの契約終了を、派遣会社から言い渡されたのです」

一家の大黒柱である加藤さんは、こうして職を失った……。

全国各地で起きている、このような事例。しかも、加速度的に悪化することが予想されている。第一生命経済研究所の永濱利廣首席エコノミストが語る。

「’08年9月に起きたリーマン・ショックによる不況が雇用に大きな影響を与えるまで、6カ月ほどの時差がありました。今年4月から本格的に始まったコロナ不況が、雇用に影響を及ぼすのも、10月からと考えられます。これまで、なんとか耐えていた会社の体力が尽きてしまうこと、コロナ収束の見通しが立たず、人件費を抑えようとすることなどから、企業は解雇や雇い止めに走るでしょう。
しかも真っ先にリストラされるのは、非正規労働者なのです」

「女性自身」2020年10月20日号 掲載

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