みずほも導入…給与減で「週休3〜4日」時代への対応策は?
同社の希望者は、「週休3日」となれば、基本給が現状の「80%」に、「週休4日」ともなると「60%」まで減ることになる。
「他行もこの動きに追随する可能性が高く、’21年度初頭あたりから導入するかもしれません。さらに、この流れは他業種にも波及していくでしょう」
「週休4日」を希望してしまうと「基本給」が4割もカットされ、結果、大切な老後資金となる「退職金」の支給額は6割に、「年金」は減ってしまうことに……。
「『週休増・収入減』と引き換えに企業側が『キャリアアップを図ってください』というのであれば、その空き時間を副業に充ててカバーするか、退職後のセカンドキャリアで大きく稼ぐための準備をするべきです。もし夫の週休が増えることになっても、それで『家にいる時間』を増やすのではなく、外に出て『仕事』か『勉強』の時間に充てる方向で話し合いましょう」
たとえば大学の単科受講や学部入学、各種資格スクールなども、昨今の「セカンドキャリア重視」の観点からすると「人生を豊かにする」目的より先に「後半生の収入確保のためのスキルアップ」が来ることになる。「夫も妻も、20歳前後に学んだ知識がいまも通用すると考えるほうが不自然です。