旅行やレジャーで8割が多く負担…孫への過剰援助で老後破綻に
これがなにかのきっかけで『孫破産』へと転落してしまうのです」
こうした「孫破産」を防ぐにはどうしたら、よいか?長尾さんは3つの提案をする。
【1】見えを張らない
「子ども夫婦の相手親と競うことはありません。自分の余裕資金の限度で付き合うべきです」
【2】孫に使う限度額を設定
「外食や旅行で年間30万円までなど、家計に『孫枠』を作っておけば使いすぎは防げます」
【3】子どもや孫は介護してくれないと心得よ
「老後、いま手元にある資金から、今後の生活費を除いた金額が余裕資金と考えがちですが、介護になったら、お金はいくらでも必要。そう考えると、孫に回せる資金はほとんどないと考えるべきです」
孫と一緒にいるのは、生きがいにもつながる大切なこと。しかし生活が苦しくなるまで老後資金をつぎこむのは本末転倒。すべてはほどほどが無難のようだ。
「女性自身」2020年10月27日号 掲載
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