2020年10月19日 06:00
美智子さま「震災のヒマワリ」お引っ越し先の庭でもお育てに
(皇室担当記者)
仙洞仮御所のヒマワリについて宮内庁に問い合わせると、以下のような回答があった。
《ご遺族から贈られた「はるかのひまわり」の種子を吹上御所のお庭でお育てになり、そこから採取された種子を毎年お育てになっていました。仙洞仮御所でお育てになっているのも「はるかのひまわり」です。皇居東御苑にある「はるかのひまわり」は、両陛下が御所でお育てになり、それから採れた種子を分けていただいたものです。以降、皇居東御苑で育てたものから種子を採取し、それをまいて育てています》
「上皇上皇后陛下が毎年、ひまわりの花を咲かせていらっしゃることで、『はるかのひまわり』に興味を持ってくださる方が増えています。とてもありがたいことです」
そう語るのは「はるかのひまわり絆プロジェクト」代表の松島俊哉さん。
「私たちのプロジェクトは、例年春先に『はるかのひまわり』を育て、採取した種を無償で配布する過程で、その由来を伝えています。災害の悲惨さ、命の尊さを感じてもらい、『人の尊厳』と『人との関わりの大切さ』を伝えることが、感性豊かな地域社会をつくることにつながると考えています。
咲いたヒマワリから収穫した種は再配布していただいたり、一部を返却したりしていただきます。