親に代わってエアコンを調節…“老親守るIT機器”最前線
回線速度が安定する光回線のほうがおすすめだという。
「私は介護を始めて8年になりますが、見守りツールを活用してから介護が本当にラクになりました。機器の購入費用はかかっても、毎月かかるコストは基本的にネット回線だけなので、トータルコストはかなり抑えられます」
工藤さんが実際に使っている見守りツールの活用法を教えてもらった。
【見守りカメラ】
現在、実家の台所と居間の2カ所に設置してある「見守りカメラ」で1日数回、スマホにダウンロードしたアプリから母の様子を確認しているという。
「まず朝イチで居間のカーテンが開いているかどうか、朝起きてごはんを食べているか確認します。デイサービスに出かける前に、着替えて用意しているか。無事に帰宅したかどうか、随時スマホで確認できるので安心できます」
値段は6,000円前後から。親が家を出るなどの心配があれば、玄関にカメラを設置して、映像に動きがあったときにスマホに通知が来る「動体検知機能付き」の機種を選ぶという方法も。
【スマートリモコン】
テレビや照明、エアコンなど赤外線を出す家電のリモコンをスマートリモコンに記憶させると、スマホのアプリから遠隔操作でスイッチのオン・オフができる。