くらし情報『「老後資金2000万円」を真に受けるとかかりやすい“あやしい話”』

2020年11月18日 06:00

「老後資金2000万円」を真に受けるとかかりやすい“あやしい話”

特に不動産投資にはリスクがつきもの。賃貸物件として貸し出しても、空室が続いて賃料収入が途絶えたり、環境が変わって不動産価値が急落することもある。手放したくても売却先が見つからず、赤字に転落というシナリオも。

「会社員の場合、ローンが組みやすく、契約のハードルが比較的低いことも引っかかりやすい理由の1つ。預貯金の半分ほどが一気に出ていく高額な金融商品は、失敗したときのリスクが大きいので慎重になるべきです」(丸山さん)

ほかにも丸山さんは“あやしい投資話”にはいくつかの共通した傾向があると続ける。

「仮想通貨や自然エネルギーなど話題のテーマを絡めた投資話や著名人とのつながりをアピールするもの、金融機関以外が元本保証や極端な高金利をうたったものなどは要注意。また、配当金にかかる所得税など、税制上の扱いについて質問をしても、すぐに返事がないものは疑うべき。20〜30代までと違って、50代以降の損失は取り返しがつかないと心得ましょう」

投資初心者は、まずは少額から、信頼できる金融商品に長期的に投資するつもりで始めましょう。


いっぽうで、毎月の家計からコツコツと老後資金を積み立てるのも忘れずに。

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