くらし情報『女性記者が家族で体験「PCR検査いまは“お金次第”の現状」』

女性記者が家族で体験「PCR検査いまは“お金次第”の現状」

市のコロナに関するコールセンターに連絡するよう姉に伝え、2日後に大学病院でPCR検査を受けることが決まった。母は「コロナと疑わしい症状(発熱)があって医師が必要と判断した」ため、費用は公費負担だった。

母と頻繁に接触していた姉も家庭があったので、検査を受けたがった。だが、特に症状はなく、母の結果も出ていないので濃厚接触者でもない姉は、公費での検査を受けることができない。

「姉はネットで郵送のPCR検査を申し込みました。すぐに検査キットが届き、唾液を入れて速達で送ったそうです。結局、姉も母もほぼ同じタイミングで『陰性』と判明。今回の件で、コロナをより身近に感じるようになりました。
そして、何よりPCRを受ける方法がこんなにたくさんあるんだと驚きましたね」

新著に『日本のコロナ対策はなぜ迷走するのか』(毎日新聞出版)がある医療ガバナンス研究所理事長・上昌広さんはこう話す。

「日本では無症状感染者へのPCR検査はほとんど行われていない。アメリカ海兵隊の新兵の検査で陽性者の約9割が無症状者とわかり、イギリスでは全国民に複数回の検査を実施するというのに……」
上さんは「少しでも『体調が悪い』と思ったり、『鼻水が出た』程度でも医療機関や保健所に連絡すべきです」

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