くらし情報『「できないのは恥」ゴミ出し困難を隠したがる高齢者の実態』

「できないのは恥」ゴミ出し困難を隠したがる高齢者の実態

収集日にゴミが出ていないときは、支援者の人に連絡するなどして安否確認を行っています」(神戸市環境局)

ゴミ出し支援のサービスを受けるには、自治体への「申請手続き」が必要。支援の対象になるかどうかなどが判断される。

「ひまわり収集を利用する場合、まずは高齢者本人を支援されているケアマネジャーや市の『あんしんすこやかセンター』に、ゴミ出し支援の相談を行っていただきます。支援対象となる高齢者の要件は、ゴミ出しが困難とされ、かつ、65歳以上の一人暮らしで、要介護1以上であることです」(前出・神戸市環境局)

神奈川県横浜市が行うゴミ出し支援制度は、要介護・要支援の認定を受けていなくても、65歳以上でゴミ出しが困難であると求められれば支援対象になる。’17年度の利用者は6,947世帯だ(環境省「高齢者ごみ出し支援制度導入ガイダンス(案)」より)

全国の自治体に広がりつつあるゴミ出し支援のサービスだが、こうした制度の存在を知らない人も多いのではないか。

障害がある、要介護状態であるという場合にはゴミ出し支援制度をケアマネジャーが提案してくれることも多い。しかし、要介護まではいかないが少し体力が落ちてきた、けがをした、などの場合はゴミ出し困難な状態が見落とされてしまうことも。

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