2020年12月8日 15:50
年賀状「送りつけてくるのはもはや暴力」否定派・肯定派の言い分
自分の幸せな姿を、人の家に一方的に送りつけてくるなんて、もはや暴力ですよ」(40代女性自営業)
この季節になると、ツイッター上でこんな声が出るのは、もはや風物詩と化している。
《そろそろマジで年賀状やめたい》
《出すのやめよう。って思って結局ギリギリでやっぱり出すってことがここ数年続いてる。本心は、やめたい》
だが、冒頭の女性のように、年賀状のやり取りを実際に止めてしまった人から、不都合があったというような声はほとんど聞こえてこない。出すのを止めたという建設会社に勤める30代男性はこう語る。
「出すのを止めた年に、毎年やり取りをしていた会社の後輩から『喪中でしたっけ?』と言われたことはあります。向こうはくれてたので、心配になったみたい。正直に『もう出すのを止めた』と言ったところ、後輩も止めたいと考えていたらしく、喜ばれました。
本当はみんな止めちゃいたいけど、相手が送ってくるから止められないという悪循環になっているんじゃないでしょうか」
一方、年賀状のこんなメリットを証言する人も。
「わざわざ連絡を取るほどではないけど、完全に関係を断ってはしまいたくはない程度の友人、たとえば小学校や中学校のクラスメイトの近況を知る唯一の機会です。