くらし情報『初詣でで行きたい“丑神社”〜東日本編』

初詣でで行きたい“丑神社”〜東日本編

と遺言があったなどという伝承から、菅原道真の神使は牛とされています。菅原道真と牛は切っても切れない深い関係があるので、天満宮や天神さまには撫で牛や牛の彫像が多く鎮座しているのです。

牛頭天王は神仏習合の神で、朝鮮半島起源説や須佐之男命(スサノオノミコト)との同一神とする説など、さまざまな説があります。牛頭天王は平安京の祇園社の祭神であることから祇園天神とも称され、平安時代から行疫神として崇められてきました。それでは、菅原道真と牛頭天王ゆかりの神社として、以下の3箇所をご紹介します。

【湯島天満宮】東京都文京区

458年、雄略天皇の勅命で、天之手力雄命(アメノタヂカラヲノミコト)を祭る神社として創建。2体の牛の像が鎮座している。言わずと知れた学問の神様としても高名な菅原道真も祭る天満宮。
別名、湯島天神。受験シーズンだけではなく、ふだんから修学旅行生や学問成就の参拝でにぎわいを見せている。境内にある約300本の梅木も有名。

【牛嶋神社】東京都墨田区

隅田公園内に所在する神社。須佐之男命ゆかりの神社で、明治以前は「牛御前社」とも呼ばれていた。境内には牛の像「撫で牛」があり、自分の体の悪いところと同じところを撫でると、病気が治ると言い伝えられている。

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