ランチなら大丈夫は間違い!専門家指摘する政府のミスリード
「昨年11月にアメリカの学術雑誌『PNAS』で掲載された論文によると、もっとも感染リスクの高いイベントの1つとしてランチがあげられていました。
これまで発生した大規模クラスターを分析して出された結論で、ほかにはコーラスイベントや誕生日パーティなども。“感染率がもっとも高いのは食事を共にすること、歌を歌うこと、マスクなしで話すことだ”と指摘されていました。
論文内での“ランチ”は個室で開かれた大人数での宴会を指していたので、日本の一般的な昼食と同じとはいえません。
ただ1つ確実なのは、ディナーでもランチでも感染リスクに差はないということです。飲食の場でマスクをつけず会話すれば、飛沫による感染リスクは高まる。“昼なら大丈夫”という考えは大きな間違いです」
つまり、同僚やママ友とのランチにも危険は潜んでいるということだ。では、具体的にはどんなことに気をつけるべきなのか。
左門氏はこう続ける。
「論文では、逆に家族での食事は感染リスクが高くないという結果になっています。これは人数の問題だけでなく、家族同士であれば感染の有無も比較的わかりやすいからです。
3密のなかでもっともリスクが高いのは “密集”です。