くらし情報『陽性者を2週間放置…大阪の老人施設でクラスター続出の理由』

2021年2月4日 11:00

陽性者を2週間放置…大阪の老人施設でクラスター続出の理由

3割以上にのぼりました。

さらに5人以上の感染者が出た場合をクラスターとしているのですが、これには10施設が該当。このなかで、8つの施設に陽性者の待機指示が出されていました。つまりクラスターが発生している施設の8割で、感染者がそのまま放置されていたのです。

逆にクラスターにはならなかった残りの34施設のうち、待機指示が出されていたのはわずか3施設だけ。明らかに陽性者を施設内で預かったままにしていることが、感染拡大の引き金になっているといえるでしょう」

驚くべきは、待機を指示された期間だという。木場氏が語気を強めてこう続ける。

「感染者を2~3日で入院させてもらえたのは、たったの3施設だけでした。
あとは、ほとんどが1週間以上。なかには、2週間以上放置されたままだった施設もありました。

病床数がひっ迫しているのは理解しているので、『入院調整のため、少しの間だけ待機していてください』というのならわかるんです。でも重症化リスクの高い高齢者たちがいる施設で、感染者を2週間もほったらかしというのはどうなのでしょうか。

本当に新型コロナウイルスを収束させる気があるのか、疑問に思いますね」

■「時限爆弾を抱えているようなもの」

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