墓選びは個人の自由!夫と同じ墓に入りたくないときの対処法
と考えた子どもが、先祖代々のお墓に納骨してしまうことも考えられる。不安な場合は、信頼できる人に法的にお願いする手段がある。相続に詳しい弁護士の竹内亮さんは2つの制度を提案する。
「1つは『祭祀承継者の指定』です。祭祀承継者とは、長期的なお墓の管理などの責任を負う者のことで、遺言で指定できます。子どもや親族の中で、もっとも理解のある人を祭祀承継者に指定するといいでしょう。もう1つは『死後事務委任契約』で、亡くなった直後の葬儀や納骨、行政手続きなどを信頼できる人に委任できる制度です。お墓をめぐって争い事が起きる可能性が高い場合は『祭祀承継者の指定』に加えて、同じ人とこの契約を締結しておくと安心です」
これらの制度は、親族以外でも指定、契約を結ぶことができる。
頼れる子どもや親族がいない場合は、友人などで信頼できる人を探してみよう。
「女性自身」2021年3月2日号 掲載