2021年3月11日 11:00
「陛下と雅子さまが心の支えに」釜石の被災者語る感謝の理由
福士さんの家族は、いまでは小学2年生になった優斗くんの下に弟と妹が増えて5人暮らしに。2年ほど前に仮設団地から県営災害住宅へと引っ越したという。
「雅子さまは視線の高さを合わせ、ゆっくりと話しかけてくださいました。優斗には、両陛下がテレビに映ると『あなたも会ったことがあるんだよ』と伝えるのですが、いまはまだ、あまりわかっていないみたいですね(笑)
今年で10年になりますが、東日本大震災のことを風化させてはいけないと思います。天皇陛下と雅子さまが長い間被災地のことを気にかけてくださっていることは本当にありがたく、心の支えになっています」
天皇陛下も先日の会見で、2月に福島県沖でマグニチュード7を超える地震があったことを受けて、次のように述べられている。
「未曽有の災害がもたらした被害の大きさが改めて思い起こされるとともに、東日本大震災については、過去のこととしてではなく、現在も続いていることとして考える必要があることを改めて感じました」
地震発生のために延期されてしまったが、両陛下は岩手県だけでなく、福島県と宮城県にもオンライン訪問される予定となっている。天皇陛下と雅子さまはこれからも被災地に心を寄せ続けていかれるだろう。
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