電気自動車 7年乗れば小型ガソリン車より得!補助金拡充で
充電中の日産リーフ(写真:森田直樹/アフロ)
補助金の増額で、にわかに話題の電気自動車。燃費がいい、減税があるとはいいつつも、高額な本体価格を見ると及び腰に。実際、いくらで乗れるのかーー?
「今年1月、菅首相は、’35年に新車販売のすべてを電動車にすると表明しました。今春からは、電気自動車(以下EV)購入時の補助金が上乗せになります」
こう語るのは、ファイナンシャルプランナーの小沢美奈子さん。
「“ガソリン車より高い”“充電が面倒”と敬遠されがちですが、利便性やコスト面でも、だいぶ改善されているようです」
そこで小沢さん、そしてEV車情報サイト「EV smart ブログ」を運営するアユダンテ代表取締役の安川洋さんに、EVのメリット・デメリットを教えてもらった。
■「補助金」
EV購入のハードルといえば、ガソリン車に比べ割高な本体価格。国産車でも400万円が主流だ。
「そのぶん、補助金が増額されています。
従来のEVへの補助金(令和3年度は最大約40万円を予定)のほかに、3月から環境省が最大80万円、経済産業省が最大60万円の補助金制度を開始。3つのうちどれか1つを選んで受け取れます」