「決済ごとに予算を決めて」キャッシュレス時代のお金管理術
が中心の家庭では……。
「食費・日用品費を合わせた生活費として、決済ごとに予算を組むとシンプルです。週末の買い物は電子マネーで払い、予算は1週1万円で月4万円。買い忘れなどを買い足すのは現金で月1万円。クレカ決済は、外食や普段着の購入などに使うので月2万円まで。スマホ決済はコンビニ用だから……と積み上げていくとよいでしょう。現状の食費+日用品費と、新しい予算の合計が同じなら、家計は現状が維持できます。家計簿の記帳も、決済ごとにすると予算管理が簡単です。
クレカの引き落としが使った月とずれても、毎月の予算さえ守っていれば、残高不足の心配もありません」
予算は一度決めたら終わりではなく、数カ月ごとに検証して、ムダのない健全家計を目指そう。
「ためしに1〜2カ月家計簿をつけてみて、現実に沿った予算を決めるといいと思います。でも50代以降は、今後収入が減ることを前提に、予算の見直しが必要です」
会社員だと役職定年などで収入が減り、年金生活でさらに減るという人も多い。
「50代になったらねんきん定期便などで自分の年金額を把握し、その範囲で暮らせる予算を考えます。いまから保険やスマホ代など固定費削減に取り組み、家計を徐々にスリム化するとよいでしょう」
「女性自身」2021年6月1日号 掲載