5月に小学生の事故が多発!「魔の7歳」を守るためのルール3
国崎さんは、事故を防ぐためには、保護者が通学路で付き添って見守ったりするだけではダメだと主張する。
「まずは、子どもと一緒に自宅と学校間の通学路を歩き、注意すべきポイントを子ども目線で徹底指導することです。たとえば、横断歩道を渡るときは“ここの交差点は、こういうことが危険だから、このように注意しなさい”など、繰り返し教えていくことが重要です」
そのうえで、次の3つの約束を伝えてほしいという。
【1】信号を待つ場所は車道より3歩内側にいること。
【2】信号が青になってもすぐに歩かないで心で1、2、3と数えてから歩き始めること。
【3】横断歩道であっても右・左・右を確認してから一気に渡ること。
さらに次のステップで、子どもを一人で歩かせてみる。
「保護者は子どもとは少し距離を置いて、伝えたことをちゃんと守って行動しているかを確認してください。
自分で自分の命を守るという習慣を教えるためです」
付き添いながら、手取り足取り指示するだけでは、子どもは危険性を理解しなくなるという。読者の中には、孫を持つ人もいるだろう。そういう人は直接教えるか、自分の息子や娘を通して、伝えよう。そして車を運転する人たちは、今の時期、小学生の歩行中の事故が最も多いことを認識しながら運転してもらいたい。
社会全体で、子どもの未来を守らねばならない。
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