2021年7月7日 11:00
両陛下にIOCから“接待要求”の可能性も…五輪前に深まる苦悩
と言い切った。
「このとき久子さまを東京五輪招致の“切り札”としたように、菅総理は今回も五輪を成功させるべく陛下、そして雅子さまの全面協力を要求してくるかもしれません。さらには、IOCが皇室の“おもてなし”を求めてくる懸念もあるのです」(前出・宮内庁関係者)
ノルウェーのオスロ市は、’22年冬季五輪の招致レースを途中で撤退している。その原因が、IOCが要求した“豪華接待”だったとされる。
地元紙によれば「空港でIOC会長の歓迎レセプションを行う」「各委員のホテルの部屋に季節の果物と菓子を届ける」「会場のラウンジにワインとビールを」といった“VIP待遇”を求める内容ばかりだったというのだ。
さらには「IOC委員は開会式前に国王と面会。式後のパーティ費用はノルウェー王室かノルウェーの組織委員会が持つ」との要求も。「菅政権はIOCの言いなり状態。
ノルウェーと同様の“接待要求”をされて、突き返すことができるとは思えません。それでも両陛下は、政府からの要請を原則として拒否することはできません。これ以上、陛下が政府の姿勢に反するような発信をすれば“憲法違反”との批判を浴びることは免れません。