くらし情報『「マスクと手洗い継続を」医師が“1回接種”の過信に警告』

2021年7月7日 15:50

「マスクと手洗い継続を」医師が“1回接種”の過信に警告

に話を聞くと、「ワクチンは接種1回では60%ほどの効果といわれ、2回目を接種して95%といわれています。それも2回接種後から3〜4週間たたなければ抗体がきちんと機能しません」

のぞみクリニックの筋野恵介院長も「1回しか接種していない人は、接種前と何も変わらない対策が必要」と指摘し、“1回接種”と“2回接種”の違いについて、次のように解説してくれた。

「まず、新型コロナのワクチンの1回目の接種をすると、“弱い抗体”ができます。しかもその抗体ができるのは全員ではなく、2人に1人ほどなのです。さらに、その抗体は1カ月後まで続くかどうかもわからない、という状態です。しかし2回目の接種をした場合には、ほとんどの人にしっかりと抗体ができ、それが半年〜1年ほど持つ状態になります」

■2回接種でも感染しない訳ではない

そもそも、1回だけの接種はもちろん、2回接種を終えた状態ですら気をつけなければならないのだと、筋野院長は念を押す。「2回接種をしたときの効果というのは、感染しても“軽症で済み、重症化しない”というものです。また、2回打って抗体ができているとウイルスが体内で増殖しないので“排菌しにくくなる”、つまり人にうつすリスクは減ります。

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