くらし情報『“マイアミ・マンション崩落”で注意!日本の物件に多い欠陥は?』

2021年7月8日 06:00

“マイアミ・マンション崩落”で注意!日本の物件に多い欠陥は?

が、建物の基礎部分に使う免震ゴムの性能データを改ざんしていたことが発覚。この免震ゴムを使用していたマンションや官公庁の建物が改修を余儀なくされている。

このような大規模かつ、不正が絡んだケースはまれではあるが、定期的にマンションの“欠陥”の発覚は報じられてきた。

「お住まいのマンションが本当に建築基準を満たしているのか、管理組合が中立の検査会社などに依頼するケースはわずかです。9割ほどの物件が、施工会社や管理会社のチェックに頼り切っているのが現状。これでは“甘いチェック”となる可能性があります。実際に調査すると、一定の頻度で構造的な欠陥が見つかるのです」

これは有名ブランドのマンションであっても例外ではないという。

’15年、大手不動産会社が手がける神奈川県のブランドマンションが傾いていることが発覚。
建て直しになり、今年2月、5年4カ月ぶりの再入居となっている。

■大事な鉄筋に穴が…耐震を危うくする欠陥
それでは、どのような“欠陥”が見つかることが多いのかーー。

「コンクリート壁の中には鉄筋が埋め込まれているのですが、建築工事会社と設備工事会社の連絡が悪く、配管や配線を通すために、“コア抜き”といって、後から穴を開けることになると、埋め込まれた鉄筋を切断することになります。

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