2021年7月8日 06:00
「窓が空きにくい」「風呂の水は…」危ないマンションチェックリスト
すでに住んでいる場所は適切な備えをとる
【8】管理組合が機能していない。管理会社に任せきりである
□ 管理会社は必要最低限のことしかしないことが多い
「建物が歪むとアルミサッシなどに影響が出ます。窓やドアの開閉がスムーズかを確かめてみる。水道の水をいっぱいに流しながら、風呂の水も流して、排水機能を確かめるなど、さまざまな方法が考えられます」
そして、忘れてはならないのが立地の再確認。
「各自治体が公表しているハザードマップで災害リスクを知り、その物件にどのような対策が施されているのか調べることも重要です」
しかし、建物の構造的な欠陥を見つけることは、素人では困難だ。2年の保証期間や、10年の瑕疵担保責任期間が切れる前や、大規模修繕などの節目に、“プロの目”でチェックすることが勧められる。
「管理会社への相談も重要ですが、デベロッパーの子会社のケースが多いので、正しいジャッジができない可能性も。第三者の検査会社に依頼するのが安心でしょう。
そして、なにより重要なのは、いざというときに住民が一枚岩になれるよう、しっかりと管理組合の運営に参加することです」
マンションは、人生でもっとも高い買い物。命と資産価値を守るため、住民も意識を高く持つべきなのだ。
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