くらし情報『「真摯で純真な人だった」一周忌迎えた三浦春馬さんの残した愛』

2021年7月18日 11:00

「真摯で純真な人だった」一周忌迎えた三浦春馬さんの残した愛

ことを社会に問いかけた秀作。制作には日本ALS協会も協力した。

三浦さん自らドラマの企画を立ち上げ、プロデューサーにも、「“命”を題材にしたドラマをやりたいんです」 と掛け合って番組を実現させたという。

本間さんが三浦さんと出会ったのは、自身が開発した“マイボイス”(声を失ったALS患者などのためのコミュニケーションツール)の使い方の演技指導の場だった。

「19時のお約束が、撮影が延びて実際に春馬さんがやってきたのは23時過ぎ。第一印象はとても痩せていて、もう体力も収録で使い切り、スタッフに肩を支えられるようにして入ってこられた姿に驚いたのを、鮮明に記憶しています。それが、いざ指導が始まると、パッと表情が一変して、そこにいたのは、“生きていこうとする拓人”だったんです」

放映から7年が過ぎた今も、『僕のいた時間』の影響は大きいと本間さんは語る。

「ALSに関する情報収集など下準備を徹底していた春馬さんの演技があまりにリアルで、ドラマを見ていて“もしや自分も”と気付き、病気を早期発見できた患者さんもいらっしゃいます。
三浦春馬という役者さんは、拓人として、今も患者さんを救いながら生きているんですね」

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